
関東(東京)〜関西(大阪)の公共の交通手段ですが、東海道新幹線・飛行機・高速バス以外にも「JR在来線」があります。
JR在来線といえば、普通列車が乗り放題になる「青春18きっぷ」もありますが、現実的とは言えない手段なので、当サイトでは紹介していません。
しかし、他に「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」という寝台特急がありますのでご紹介します。
「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」について
夜に出発して翌朝には目的地に着く夜行列車は時間を有効に使うことができ便利ですが、新幹線の高速化・格安高速バスの登場・LCC(格安航空会社)の就航などにより、年々数を減らしてきました。
「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」は、定期列車では国内で唯一の寝台特急です。
「サンライズ出雲」は東京〜出雲市間を、「サンライズ瀬戸」は東京〜高松間を結びます。東京〜岡山間は両列車が連結されて運転します。
停車駅と発車時刻
下り(出雲市行き/高松行き)は、東京を出発し、横浜・熱海・沼津・富士・静岡・浜松に停車します。その後は姫路までノンストップです。そのため、東京駅から大阪駅までの移動には使えません。
とは言っても、姫路から大阪まではJRの新快速で約1時間なので、「戻る」という形で利用することはできます。
ゴールデンウィーク・夏休み・年末年始に運行する臨時列車の場合、下りも大阪駅に停車します。臨時列車についてはこちらの記事を御覧ください。
2021年3月のダイヤ改正で時刻が変更になっています。特に定期列車下りの東京駅と横浜駅の発車時刻が早まりました。

上り(東京行き)は、岡山で連結した後、姫路・三ノ宮・大阪に停車します。浜松は通過し、静岡・富士・沼津・熱海・横浜に停車します。

上りの大阪駅の出発時間は【0:34】なので、仕事やイベントが終わってからでも十分に間に合います。横浜駅は【6:44】着、東京駅には【7:08】着なので、そのまま会社へ直行ということも可能です。車内にはシャワールームもあります(ただしシャワールーム利用のためのシャワーカード購入は先着順)。
寝台の種類(クラス)
サンライズ出雲・瀬戸は、JR西日本およびJR東海が所有する「285系」で運行されています。喫煙可能な個室もあります。
シングルデラックス(A寝台)
サンライズの1人用個室としては最上クラスのA寝台です。1編成に6室(出雲と瀬戸で計12室)あり、すべて2階部分にあります。
ベッドの他にデスクや洗面台があり、余裕のある広さです。
タオルや歯ブラシなどのアメニティが用意されています。また、シングルデラックス専用のシャワールームがあり、シャワーカードの購入の必要もありません。
電源コンセントあり。
サンライズツイン(B寝台)
2人用の部屋です。1編成に4室(出雲と瀬戸で計8室)しかないため、特に繁忙期の予約は困難。
すべての部屋が2階建て車両の1階部分にあり、ベッドは並列して並んでいます。
電源コンセントあり。
シングルツイン(B寝台)
シングルベッドが上下段に配置されている構造です。補助ベッドを使えば2人でも利用できます。
電源コンセントあり。
シングル(B寝台)
1編成で最も部屋数が多く、サンライズで標準的な部屋と言えるのがシングルです。2階、1階、平屋(出入り口と同じ高さ)の3タイプの部屋があります。
電源コンセントあり。
ソロ(B寝台)
一番安い1人用個室で、寝台料金はシングルより約1,000円安くなっています。その分、若干の窮屈さを感じる部分もあり、大きな荷物がある場合は個室内に置ききれない場合もあります。
また、モーターのある車両に配置されているため、走行中はモーター音が気になる人もいるかもしれません。
電源コンセントあり。
ノビノビ座席
「ノビノビ座席」は個室ではありません。車内は長距離フェリーのように雑魚寝できるカーペット席で、隣の区画とは頭の部分だけ仕切りがあります。
上下2段構造で、各区分ごとに電源コンセントはありません。
寝台料金が不要で安く乗車できるため、人気です。
「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」(大阪⇔東京間)の料金
「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」の料金は、運賃(乗車券)と指定席特急券のほかに、寝台料金が必要です。利用する寝台(クラス)に応じて、寝台料金が異なります。ただし「ノビノビ座席」は寝台料金は不要です。
※2019年消費税増税後の反映済み。
1人で利用する場合
| 寝台クラス | 運賃 | 特急料金 | 寝台料金 | 座席指定 | 合計 |
| シングルデラックス | 8,910円 | 2,960円 | 13,980円 | – | 25,850円 |
| シングルツイン | 8,910円 | 2,960円 | 9,600円 | – | 21,470円 |
| シングル | 8,910円 | 2,960円 | 7,700円 | – | 19,570円 |
| ソロ | 8,910円 | 2,960円 | 6,600円 | – | 18,470円 |
| ノビノビ座席 | 8,910円 | 2,960円 | – | 530円*1 | 12,400円 |
*1:繁忙期・閑散期の増減(±200円)あり。「ノビノビ座席」意外の指定席特急料金は通年で同額です。
2人で利用する場合
「サンライズツイン」は2人用の個室です。「シングルツイン」は1人用の個室ですが補助ベッドを使うことで2人でも利用できます。
※下記表の下段は内訳。
| 寝台クラス | 運賃 | 特急料金 | 寝台料金 | 補助ベッド | 合計 |
| サンライズツイン | 17,820円 (8,910円☓2) | 5,920円 (2,960円☓2) | 15,400円 (7,700円☓2) | – | 39,140円 |
| シングルツイン | 17,820円 (8,910円☓2) | 5,920円 (2,960円☓2) | 9,600円 | 5,500円 | 38,840円 |
きっぷを買う

「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」のきっぷは、乗車する1ヶ月前の午前10時に発売となります。
大阪から乗車する際に注意したいのは、大阪の発車時間は日付が変わって0時34分です。きっぷを買う際に乗車日を間違えないよう、東京到着の日付を駅員さんに伝えると確実です。
また、乗車券を特急券・寝台券と同じ日付で購入した場合、23時59分までは大阪駅に入ることができません。乗車券は4日間有効なので、前日から4日間購入することをおすすめします。