東海道新幹線の新型車両「N700S」が2020年7月より営業運転、全席にコンセント設置

N700S
JR東海は、次期新幹線車両「N700S」について、2020年7月より営業運転を開始すると発表しました。N700系の置き換えとして、2022年度までに計40編成を導入します。

普通車にも全座席に電源用コンセント

利用者の快適性・利便性の向上においては、制振性能の高い「フルアクティブ制振制御装置」をグリーン車と先頭車・パンタグラフ搭載号車に設置することで、大幅に横揺れを低減、乗り心地が向上します。

また、グリーン車だけでなく普通車の全座席にモバイル用の電源コンセントを設置します。
N700S普通車全座席コンセント

このほか、空調吹出口を広くすることで室内温度の均一化を図るほか、LED間接照明により室内照度の均一化も図られています。

車内テロップはフルカラー液晶を採用し、画面サイズを拡大することで案内情報の視認性が向上しています。

グリーン車・普通車ともに座席にリクライニング機構を改良することで、より快適な座り心地を実現しています。

安全性・安定性の向上

バッテリ自走システムを高速鉄道としては初めて搭載し、自然災害等による長時間停電時でも、トンネルや橋りょう等を避け、避難が容易な場所へ自力走行が可能となりました。

また、防犯カメラを増設し車内のセキュリティを強化。緊急時の通話装置は、従来の乗客と乗務員間だけでなく、指令所の係員とも通話できるよう改良されました。

N700系を置き換え

新型車両「N700S」はN700系の置き換えとして、2020年度に12編成、2021年度に14編成、2022年度に14編成の計40編成が導入される予定です。

既存のN700Aタイプには、N700Sの一分機能を追加する改造工事が実施される予定です。

なお、700系は2019年度末までに東海道新幹線での運転は終了することが決定しています。現在、東海道新幹線では以下の3タイプの車両が運行中です。

  • 700系…1999年営業運転開始。喫煙席あり。
  • N700系…2007年営業運転開始。全席禁煙。
  • N700A…2013年営業運転開始。N700系のマイナーチェンジモデル。

さらに細かく言うと、N700Aには、N700系から改造されたモデルと、初めからN700Aとして製造されたモデルがあります。

出典次期新幹線車両「N700S」量産車の仕様および投入計画について※PDFファイル(2019年1月25日)
出典N700Sのデザインについて※PDFファイル(2017年6月28日)