NTTドコモとKDDIは、東海道・山陽・九州新幹線車内での「docomo Wi-Fi」「au Wi-Fi SPOT」の提供について発表しました。
docomo Wi-Fi
NTTドコモは「docomo Wi-Fi」を「0000docomo」のSSIDで開始します。SIM認証には対応していないため、利用時にはユーザIDとパスワードの入力が必要です。
同社は東海道新幹線内において、2009年3月より「docomo」のSSIDによるWi-Fiサービスを提供していますが、今回開始するのはこれとは別のサービスとなります。
2018年7月25日から一部列車で提供を開始し、2020年3月をめどに全列車での提供予定です。
出典新幹線「docomo Wi-Fi」のエリア拡大※PDFファイル(NTTドコモ)
au Wi-Fi SPOT
KDDIは、グループ会社のワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)が提供するSSID「0000Wi2」を「au Wi-Fi SPOT」として提供します。
2018年7月25日より順次開始し、2020年3月までに全車両で利用できるようになる予定です。
なお、同日以降、新幹線での利用には「au Wi-Fi接続ツール」のアップデートが必要です。
出典auのWi-Fiご利用エリアを新幹線車両に拡大(KDDI)
7月25日開始「Shinkansen Free Wi-Fi」
今回、NTTドコモとKDDI(au)が開始するWi-Fiサービスは、同日よりJR東海・JR西日本・JR九州の3社が開始する無料のWi-Fiサービス「Shinkansen Free Wi-Fi」により利用できるものです。
通常時はメールアドレスの登録かSNSによる認証を済ませれば無料で利用できるもので、災害時は登録なしで誰でも利用できます。
「Shinkansen Free Wi-Fi」は整備が完了した車両から利用できるようになり、当日の利用できる車両は公式Twitter(@Shinkansen_WiFi)で確認できます。2020年3月までに、東海道・山陽・九州新幹線の全ての車両で利用できるようになります。
これまで東海道新幹線内で提供されているWi-Fiサービスとは別のサービスで、新たなサービスは携帯電話の電波を使用して提供されます。そのため、電波の届かないところや、一部トンネル内(2018年7月現在、新八代駅〜鹿児島中央駅間のトンネル)ではサービスを利用できません。
また、OSのアップデートやアプリケーションのダウンロードなどは通信速度の制限がある場合があります。
詳細東海道新幹線の無料Wi-Fi「Shinkansen Free Wi-Fi」が2018年7月25日より順次サービス開始